愛してるって言って
揺れる想い
◇
圭ちゃんに送ってもらって家に入ると、既に家族みんなが勢揃いしていて。
パパなんて『遅い!』と目をつり上げていた。
ママ曰く『涼夏を圭介に独占されて嫉妬してるのよ』らしいけれど。
確かに時間通りに帰ってきたし、『遅い!』なんて言われる時間でもなかったもんね。
ママの美味しい手料理を食べて、ケーキも食べて、家族でお祝いしてもらったけれど、何故か心にぽっかりと穴が開いたように何かが物足りなくて。
それがなんなのかわからず、本日二度目のお風呂に浸かりながら考えてみる。
けれどこの時期に長湯していたせいか、ただ逆上せてしまっただけで、何も答えが出なくて。
「うぅ、やばいー。逆上せたー」
浴槽から出ようと立ち上がった瞬間、目の前が真っ暗になって足がふらつく。
圭ちゃんに送ってもらって家に入ると、既に家族みんなが勢揃いしていて。
パパなんて『遅い!』と目をつり上げていた。
ママ曰く『涼夏を圭介に独占されて嫉妬してるのよ』らしいけれど。
確かに時間通りに帰ってきたし、『遅い!』なんて言われる時間でもなかったもんね。
ママの美味しい手料理を食べて、ケーキも食べて、家族でお祝いしてもらったけれど、何故か心にぽっかりと穴が開いたように何かが物足りなくて。
それがなんなのかわからず、本日二度目のお風呂に浸かりながら考えてみる。
けれどこの時期に長湯していたせいか、ただ逆上せてしまっただけで、何も答えが出なくて。
「うぅ、やばいー。逆上せたー」
浴槽から出ようと立ち上がった瞬間、目の前が真っ暗になって足がふらつく。