one LIFE。
私は雅哉が指定した住所のとこにいた。雅哉が指定したのはカフェだった。
中に入ってミルクティーを頼み、奥の机に座った。
外はもう夕方で綺麗な夕日が輝いていた。
「待たせたかな?」
…………私の前に座る。
雅哉だ。
「大丈夫。話を聞かせて。」
「………わかった。」
それから雅哉はいろんなことを話してくれた。
自分が総長で夜はファッションを変えてバイトをしてる。夢はバーで働くこと。だから一輝のバーで働いている。昼は普通に高校生でギャル男っぽいファッション。
彼女は本当にいるらしい。
名前は那奈。
付き合ってはいるけど好きじゃないらしい。
雅哉にも昼の世界と夜の世界があったんだ。
「そうだったんだ。なんで私なんかに優しくしてくれるの?美里が言ってた。いつもはクールなのに私にだけは異常に優しいって。」
「それは秘密。まだ教えないよ。アドレス渡しとくからメールして。じゃぁね。」
そう言い残し雅哉はカフェから出ていった。