one LIFE。




らぶらぶだなぁ。



あたしは二人を見送り、帰る支度をしはじめた。



あの二人は幸せになれたんだ。

舞魅だって……………。



「…………美里?」



急に誰かに呼ばれ振り向く。


ドアのところには遼がいた。



「すんげぇ恐い顔してた。

…………大丈夫かぁ?」



「………あ。

平気だよぉ!!」



そう言うと遼はあたしを抱き締めてくれた。



「震えてる………。

どうした…………?


ここじゃ話せないか?」



遼は心配そうに話す。


「だ、大丈夫だょぉ………。」



「震えてるのにそんなこと言ってんじゃねぇよ。」



そう言い、遼はあたしを引っ張って歩きだした。



「ちょ、待ってよ!りょ、南樹先生!!」



遼に訴えるが返事もなくそのまま歩く。


もし見つかったら………



遼につれてこられたのは車だった。



「………乗れよ。」



あたしは返事をせず助手席に乗った。




遼、なんでもかんでも相談なんてできることじゃないよ………。




そのまま車は走り、30分ぐらいで遼の家に着いた。



車が止まった途端、あたしは遼に降ろされ部屋まで引っ張られた。




部屋に入り座らされ、遼はカルピスを用意してから話を始めた。








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