one LIFE。



「………………で、なんでそんな顔してた?

俺ら恋人同士だろ……。


話せよ。」




恋人ってなんでも話さなきゃいけないの………?

そんなのおかしいよ。




「なぁ、美里………?


俺らはこうゆうことですれ違ったらもう終わりなんだよ………。

良いのか?」



「よ、良くないよぉ……!


けど………遼の考え方は少し不安になるよ……。」



まるで…………ペットみたい。



「……………不安にさせたか?」




「…………うん。

遼にだって話せないことあるじゃん………。

その写真の女の子の話だって………。」



あたしは写真を見ながら話した。



「そうだな…………。


無理に連れてきて悪い。」



「別にいいよぉ?

ちょっと腕が痛いけど。」




そう言い、真っ赤になった手首を見せた。




「うわ、やばいなぁ。

まじごめんな………?」




そう言い、遼はあたしの手首を舐めた。



「ちょっ!?な、なんで!

や、やめっっ……」




「やめない。」



な、なんで………!?

しかも傷口じゃなくて腫れてるみたいなもんなのに。



「……っ……も、うやめようよぉ…………ね?」




「くくっ……

じゃぁやめるか。」



そう言い、舐めるのをやめデスクに座った。







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