one LIFE。


私はベッドの上で悩んでいた。
アドレスが書かれている紙………
せっかくもらったのに送らないわけにもいかない。けどどう送ればいいのか迷う。
迷った結果、一輝のバーに行くことにした。






「いらっしゃいませ。海里、2日連続か?」


「まぁね。えっと雅哉は?」


「あぁ、知り合いの女の子が来たからそっちの相手。」


知り合いの女の子?誰だろ。私は一輝に連れられ、奥の部屋に入った。


「今日はなんでかヤバい客が多いから中にいて?」


「別にいいのに………。」


とか言いつつ結構嬉しい。


「じゃぁ、後でまたくるから。」


そう言い、一輝は部屋から出ていった。個室に1人は初めてで少し怖い。私は置いてあったお酒を飲み始めることにした。
そのお酒は中国酒でけっこう美味しい。結構飲んだ頃………






< 11 / 136 >

この作品をシェア

pagetop