one LIFE。
そして皆と別れ、あたしは遼の家に来た。
部屋に入り、遼はカルピスを出し座った。
「俺、お前を大切にしたいから手は出さない。
お前がどれだけの経験があったとしてもだ。
それは同棲したって変わることはねぇ。」
遼は真剣にあたしの目を見て話す。
「あたしは今まで通りでも平気なの。
逆に関係がバレて一緒にいられないほうが恐いよ………。
けど今の気持ちは………
一緒にいたいよぉ。」
あたしは涙を流しながら話した。
あたしは今までいろんな男と付き合ってきた。
そのほとんどがあたしを軽い女として見てた。
その日に一緒に夜を過ごした人だって数え切れない。
そんな世界の中、あなたはあたしのすべてを受け入れてくれたんだ。
そんなあなただったからあたしも本気の気持ちを伝えたい。
「あたし、遼と住みたいぃ。」