one LIFE。

変わり



あのあと、舞魅からはこんなメールがきた。


「海里へ

バーに連れてってくれて
ありがと
なんかさぁ、一輝さんに
惚れたかもしんない」


あの舞魅がまさか一輝を好きになるとは思わなかった……。

そう思いながら学校に来ると………


「どっかの誰かさんはまだ学校に来てるじゃん?意味わかんなぁーい。」


美里の大きい声が聞こえる。確実に私に言ってる。別にいいけど。


「海里、バー行こ!!」


舞魅は会ってそうそう一輝に会いたいと………。


「………わかったよ。」


実は雅哉に会うことに少し抵抗がある。なんかいつもの私じゃなくなるし調子が狂う。


「つぅーか美里のやつ、うざくないの?」


「別に。みっともないだけだし。相手にすんのがめんどい。」




本当は少し辛い。こんなとき、あいつならどうするだろう。




< 17 / 136 >

この作品をシェア

pagetop