one LIFE。



「海里!?なんで泣いてんね?雅哉さんが泣かしたんすか!?」


私が泣いてるのに気付いた舞魅は雅哉に詰め寄る。雅哉って総長なんじゃなかったの………?なんか舞魅にだけ甘いような気がする。


「違うよ。海里ちゃんをしっかりサポートできないやつの代わりに話してた。」


サポートできない奴って舞魅のこと?
舞魅は急に黙った………。


「海里、家には帰ってんのか?」


一輝が聞いてくる。最近はしっかり家に帰り、寝てることが多い。

ただ………


「帰ってるし。」


嘘をついてしまった。前まで嘘なんてついたって何も思わなかったのに今はこんなに胸が痛い。


「そう。ならいい。舞魅ちゃんも今日は帰んな。」



「わかった。海里、帰んぞ。」


「うん。雅哉、また。」


「うん。舞魅、ちゃんとサポートしなきゃ殺すよ。」


「わ、わかってます………。」



私たちはバーを出た。







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