one LIFE。
美里はもう教室にいた。
「なんか用でもあるー?」
「美里、ごめんな。那奈の好きな奴なんて知らなかった。美里の大切な先輩を傷つけた。許されることじゃない。けど私は雅哉が好きなんだよ。ほんとごめん。」
私は自分の気持ちを言った。
「な、なんで今ごろ言ってくるわけぇ?嘘っぽいからぁ。」
「今頃嘘なんてつくつもりはないよ。………ぢゃぁね。」
やっと美里と決着がついた。そう思い教室をでた。
一人静かな廊下を歩く。小さな風が私にあたる。
「待ってよ!!」
後ろを振り替えると美里がいた。
「うちだって………海里は大切な友達だよ!!今だってそう思ってるし!!うちが海里にグチグチ言ってたのは………海里に新しい友達がいたから。焼きもち焼いたんだよ………。ずっと謝りたいって思ってた。けど………。ごめん!!」
美里………
すごい必死で謝ってる美里はすごく純粋でギャルって感じじゃなかった。
「私こそごめん。」
私は美里の近くに行き、頭を撫でた。
「海里………変わったじゃん。」
「雅哉と舞魅のおかげ。」
「優しくなったし、女の子みたい。」
「ありがと。」
私と美里は仲直りした。些細なことでこんなに大きな喧嘩をしたけど後悔はしてないよ。美里の気持ちも知れたし。
美里………ありがとう。