one LIFE。
少し時間がたつとインターホンがなる。
ドアを開けると一輝と雅哉、そして知らない男がいた。
「一輝、雅哉いらっしゃい。そっちの男だれ?」
私が尋ねると
「俺の友達だよ。名前は雄飛(ユウヒ)」
雄飛さんはクールな感じで無口な人だった。
「雅哉さん、海里の隣座ってあげてくださいよ!!」
舞魅はもう酔っぱらったのか私と雅哉をくっつけようとする。
「海里、舞魅ちゃんていつもこうなのか?」
「違うって。一輝、あんたこうゆう奴慣れてるでしょ!どうにかして。」
私は舞魅と一輝を押し、家から出した。あの二人、上手くいくといいな。
雄飛さんは美里と話してた。なんとなく美里の顔は赤くなっていた。
「海里ちゃん、美里と仲直りしたんだね……。」
「………うん。このままじゃ前なんか進めないから。…………私たちも外出よ。」
私と雅哉は外にでて公園にきた。
「バー以外で雅哉に会うのってあまりないね。」
夜の公園はひんやりしていて居心地がいい。
「まぁね。」
雅哉と二人っきりになるのは初めてじゃない。けれど少し恥ずかしいから無言になってしまう。