one LIFE。
「雅哉の部屋初めてだねー。」
最近の海里は喋り方がだいぶ変わった。前はかっこよかった感じだったけど今は女の子らしくなった。
「別に普通の部屋だよ。」
「綺麗だし!!」
海里はすごいはしゃいでる。可愛いなぁ。
ピンポーン
インターホンが鳴った。誰だ?
ドアを開けると………
「まっさや!!」
急に抱きついてきた。
もしかして………
「美乃里(ミノリ)?」
美乃里とは俺の幼馴染みだ。
「雅哉、久しぶり!!美乃里、ちょー寂しかったぁ。」
「あー、はいはい。」
俺は美乃里を引き剥がす。
「………雅哉?その子誰?」
美乃里に聞かれ、後ろを振り返ると海里がいた。しかも涙目………。
「か、海里、こいつは幼馴染みだよ。」
「わ、わかってる!!」
「海里ってゆうんだぁ?雅哉の遊び相手?」
美乃里の奴、誤解招くようなことわざと言いやがって。
「雅哉のバカ!!最低!!」
そう言い、海里は帰ってしまった………。
「美乃里、うざいから離れろ。」
「やぁだ。雅哉、抱いて?」
「はぁ?ふざけんなよ!!キモいから。海里に謝れ!!」
「そこまで怒んないでよぉ。雅哉怖いよ?」
なんなんだよ、こいつ。ふざけんなっつーの。
俺は美乃里を持ち上げ、外にだし、ドアを閉めた。