one LIFE。



街に着いたが海里の姿はなかった。どこにいるんだよ………。もしかしてもうホテルとか!?


しかし俺の目は海里を見つけてしまった………。


「なんで…………」


海里は同い年ぐらいの男とベンチに座っていた。しかも海里は泣いていてその男が抱き寄せている。
俺はどうすることもできず家に帰った。







あの男、誰なんだろ。


家に帰ってもそのことばかりだ。海里は俺のこと好きだったんじゃないのか?もう好きじゃないのか………?


「どうすんだよ…………俺。」



俺にとって海里は大切な奴なんだ………。やっと近づけたのに。









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