one LIFE。

涙………




俺と海里は今、公園にいる。
バイトが終わって二人できた。



「今、変な噂が流れてるけど大丈夫?」




「…………うん。美里と舞魅がいるから平気。」



海里はさっきから元気がない。



「そっか。………お前は舞魅と美里、一輝や雄飛がいるから俺がいなくても平気だよ。」



「き、急になに………?」



海里は不安そうな目でこっちを見る。
俺だって自分が何を言いたいかわかんないよ。



「お前には俺より大切にしなきゃいけない奴がいる………。」



「…………いないよ。」



「いる。いつも守ってくれる奴がいるだろ?俺は守ってあげれない………。」



「私、いやだよ!!雅哉は私のこと守ってくれてるよ!感謝してる!!」



俺だって感謝してるよ。だからこそやらなきゃいけないんだ。



「ごめんな?………別れよう。」



とうとう言ってしまった。
辛い言葉………




「なんでぇ………。やだよ。嫌いになったの?」



違うよ。今だって愛してる。抱き締めたい。



「海里、好きだよ。これからだって………けど別れなきゃいけない。今の俺は海里に何もしてやれないんだ。……………ごめん。」



「ふざけないでよ………!!私は雅哉がいるから………。…………最低!」



海里はそう言い残し、去って行った。


海里、ごめん。本当にごめんな。今だって本気で愛してる。












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