one LIFE。
それからの私は卓巳や舞魅、美里に励まされ普通に生活できるようになった。
そんなある日
「海里、校門んとこに雄飛くんが来てるよ!?」
雄飛くん!?なんで急に………?
私は走って雄飛くんのところに行った。
「……海里ちゃん。」
「ゆ、雄飛くん………どうしたの?」
少し期待してる自分がいる。
心がドキドキしてる。走ったから?
「確かめたいことがある。」
確かめたいこと………?
「海里ちゃん、卓巳って奴と付き合ってんの?」
「………付き合ってないけど。なんで!?」
「じゃぁ雅哉のこと待っててくんない?」
待つ…………?なんで今頃そんなことを?私は私なりに頑張った………。雅哉がいなくなって人生がつまんなくなって………。そこから楽しい日々に変えるのはとても大変だった。
「私は………雅哉を待つことはできないよ。別れたんだもん………。ごめんね?」
「………いや。まぁ、当たり前の意見だよ。けど雅哉はまだ海里ちゃんが好きなんだってことは覚えてて。」
わざわざ嘘をつかなくてもいいのに………。
「………雄飛くん、ありがと………。雅哉の奴、雄飛くんみたいな友達がいて幸せ者だね。」
「だな。じゃぁな。」
雄飛くんはそのまま去って行った。
雄飛くんはきっと私のことを心配して来てくれたんだ。
「海里ー!!大丈夫か?」
舞魅が走ってきた。舞魅も心配して来てくれたらしい。
「大丈夫だよ………。」