one LIFE。

けじめ





私は今、雅哉の家の前にいます。

手紙を渡しにきたのです………。


しかし
チャイムを鳴らしたら雄飛くんが上半身裸ででてきて…………。



「は?なんで海里ちゃんがいるの?え?はぁ?」


雄飛くんも混乱してるみたい。


「わ、私は手紙を渡しに来たの。」



「………手紙?………とりあえず入れば?雅哉は寝てるし。」


雅哉がいるんだ……。別れたし入りずらい………。


「私はいいで………


雄飛くんは私の腕をつかみ無理矢理引っ張った。


は、入っちゃった………。



「くすっ。ヤバそうな顔しなくてもいいだろ。アイツは起きないし。」



起きないとかの問題じゃぁ………。
しかも雄飛くんって性格がだいぶ変わってる感じする。


中に入るとベッドに雅哉がいた。横になっていて寝てるみたい。



「で?手紙ってどうゆうこと?」



「あ………けじめをつけようと思って………。」



「けじめはもうついた?」



「…………はい。」



私はもう雅哉を追いかけるのはやめたんだ。
そう決めた。








< 57 / 136 >

この作品をシェア

pagetop