one LIFE。
「うわぁーん…………。」
私は嬉しさのあまり大泣き。
雅哉は焦りまくってる。
「ったく。泣くなって。」
今日は一番最悪な日のはずだった。
けれど雅哉とまた付き合えた日として最高の日になった。
「………雅哉、お願いがあるの。」
「なに?」
「遥のお墓参りに一緒に行ってほしいの。」
今日は遥の命日だった。
雅哉と一緒に行くのは遥に紹介するため。
そしてけじめをつけるため。
「………いいよ。」
雅哉は笑顔で了承してくれた。
こんなに良い彼氏は世界中どこにもいないよ………。