one LIFE。

ガチャ。
ドアが開きっぱなし。少しは用心しろって………。


「あ、おかえりなさい………。」


私を出迎えたのは母親だった。この人は昔から恋愛に苦労していたらしい。しかも体も弱い。バカげてる。損ばっかしてる。そんなの私は我慢できないしありえない。私は母を無視して部屋に入り、学校に行く準備をした。


携帯を見るとメールがきてた。


『昨日は悪かったよ。』


那奈からのメールだった。


私はそのメールを無視して家を出た。別に喧嘩したならしたで終わり。だったらこれでもいいと思う。



学校へ着くと


「海里!!あんた那奈先輩に喧嘩売ったんだって!?バカじゃねーの!?」


美里が凄い剣幕で私に言い寄ってきた。


「売ってないし。むかついたから言っただけ。」


「那奈先輩って族の幹部なんだよ!!」


「……………だから?」


何が言いたいわけ?幹部だからって私は別に退かない。


「何言ってんの!!幹部になんか喧嘩売ってただじゃ………。」


美里の言葉が途切れた……。






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