one LIFE。
幸せ……?
あの居残りの日からあたしは熱を出してしまった。
だってあのあと…………
「まぁ卒業できないかもしんねぇーけど。」
「………はぁ?」
あたしの成績があまりにも悪いらしく告白されて甘いムードのはずが勉強に変わった。
そのせいであたしは知恵熱を出してしまったのだ。
「………うぅ。」
まだアドレスも電話番号も知らないから何もできない。
聞いとけばよかったなぁ。
そんなことを考えていると、部屋のドアが開き海里と舞魅が入ってきた。
「美里ってバカじゃなかったんだなぁ?」
「なにぃ!?むかつくー。」
舞魅とはいつもこんな感じだけど、こないだから結構楽しい。
「美里、大丈夫?」
海里が心配そうに聞く。
「うん。………あたし、先生と付き合えることになったぁ。」
「「えぇ!!」」
あたしの一言に二人とも驚いた。
「幸せ者!!」
二人とも言い方は酷かったけど祝福してくれた。酷かったけど!!