one LIFE。
その次の日、あたしは学校に来ることができた。
「美里、一時間目から数学だよー!!」
海里は自分のことのようにあたしに話す。
なんか久しぶりだから照れるなぁ……。
どんな顔して会えばいいんだろう。
そんなことを考えるうちに遼は教室に入ってきた。
教壇に立った遼は素早くあたしに気付いたらしく笑ってくれた。
「遠山ぁ、バカでも風邪ひくんだなぁ?」
クラスの皆があたしを見て笑う。
そんなこと行っちゃって………
「先生こそぉ、たった1日見ない間に老けたぁ?」
「お、お前なぁ……!!」
お返しだよぉーだ。
あたしは舌を出してベーっとした。
すると先生は溜め息をし、授業を始めた。
そっちから吹っ掛けてきたんじゃん。
数学の授業は幸せな感じで終わった。
先生はときどき合図してくれたり、話しかけたりしてくれた。
「見せつけちゃって。」
海里と舞魅はつまんなそうにあたしの机に顎を乗っける。
「いいなぁ。学校でも一緒なんてぇ。」
「べっつにぃ?ラブラブだもぉーん!」
なんか凄い幸せだなぁ。ほんわかしてる。