one LIFE。

テスト





放課後、あたしは海里と舞魅を教室に待たせ数学準備室に来た。


バーに行くためだ。




あたしは周りを見て誰もいないか確認してから中に入った。



「………………遼?」



ソファーに横になってる遼がいた。

……………寝てるのかな?




「………遼、寝てるのぉ?」


一応話しかけてみる。


しかし返事はなかった。


本気で寝てる…………。




疲れてたのかな?



あたしはソファーの近くにしゃがみ遼の顔を見た。



やっぱかっこいいなぁ……。

モデルができるんじゃないの?




そういえば教師のくせにファッションがヤンキーみたい………。


こないだはホストみたいにスーツに胸はだけてたし、その前は派手なつなぎだったっけ?

学校にそんな服を着てくるなんて勇気あるよね………。




「…………んー!


あれ、遠山?


………あ、わりー。寝ちゃった。」



遼はバッと起きた。



「疲れてんでしょ?別にいいよぉ。」



「さんきゅ!


じゃぁ行くか。車で行くから近くの喫茶店にでもいて。

後で迎えに行くから。」




そう言いながらあたしの頭を撫でてくれる。



「ん、わかったぁ!


後でね!!」



あたしはそう言い準備室を出た。




教室に帰ると海里と舞魅がいて、あたしたちは学校をでた。








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