お嬢様の秘密ー番外編ー
陸side
-陸side-
母さんの体調が戻って僕たちは家に戻った。
父さんもまた仕事が忙しくなってしまったみたいで家にほとんど帰って来なくなった。
「陸、近くのその書類取ってくれる?」
「これ?はい、どうぞ。」
今日は玲央さんがどうしても外せない用事が出来てしまったらしく、僕がお手伝い。
と言ってもお茶いれることしかできないんだけどね。
「陸………うっ………。」
「母さん!?」
僕の方へ手を伸ばして倒れてしまった。
「はあ………はあ…………。」
母さんに駆け寄って背中をポンポンとさすると、母さんはギュッと抱きついてきた。
「母さんの足元濡れてるよ………?」
「じゃあ………救急車呼んで………。」
そのまま母さんは僕にもたれかかってしまった。
早くしなきゃ!
僕は父さんから渡された一枚の紙に電話した。
「葵様?」
すぐに出てくれたのは前に母さんが倒れた時に来てくれたお医者さんだった。
「違います、陸です。母さんが!」
「ああ、分かりました。とりあえずメイドを呼べるだけ呼んで奥様を助けてあげてください。」
すぐに車を手配します、と言って電話を切られた。
………よし。
母さんの体調が戻って僕たちは家に戻った。
父さんもまた仕事が忙しくなってしまったみたいで家にほとんど帰って来なくなった。
「陸、近くのその書類取ってくれる?」
「これ?はい、どうぞ。」
今日は玲央さんがどうしても外せない用事が出来てしまったらしく、僕がお手伝い。
と言ってもお茶いれることしかできないんだけどね。
「陸………うっ………。」
「母さん!?」
僕の方へ手を伸ばして倒れてしまった。
「はあ………はあ…………。」
母さんに駆け寄って背中をポンポンとさすると、母さんはギュッと抱きついてきた。
「母さんの足元濡れてるよ………?」
「じゃあ………救急車呼んで………。」
そのまま母さんは僕にもたれかかってしまった。
早くしなきゃ!
僕は父さんから渡された一枚の紙に電話した。
「葵様?」
すぐに出てくれたのは前に母さんが倒れた時に来てくれたお医者さんだった。
「違います、陸です。母さんが!」
「ああ、分かりました。とりあえずメイドを呼べるだけ呼んで奥様を助けてあげてください。」
すぐに車を手配します、と言って電話を切られた。
………よし。