お嬢様の秘密ー番外編ー

陸side

-陸side-


僕は小学校3年生だ。


小さい頃から勉強はしっかりと教えられたおかげで勉強は楽々ついていける。





「ただいま。」


学校が終わって、いつものように走って帰宅。


母さんに車に頼るな！ときつく言われているから車には乗れない。


でもクラスの子で車通いはいないかな。


「あれ……？誰もいない？」


そうだった、今日は屋敷の使用人は全員休暇の日だった。


「とりあえず母さん………。」


ランドセルを自分の部屋に置いて母さんの書斎に向かうことにした………。







ーコンコン


「ただいま、母さん？」


あれ、ノックしても返事がないな………。


玲央さんも今日は休みのはずだから母さんが直接開けてくれるのにな………。


ドアからの隙間風がいつもより強くて足が冷えてきちゃった。


でも母さんなんで開けてくれないのかな………。


返事がないから………開けちゃおう！


僕はそっとドアを開けた。
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