あっぷるすとーりー。

ツカツカと私の元に歩み寄り

｢荒川(美香)たちなにしてんの｣

といつもより低い声が響いた。

流石に三人とも怖気ついているようで拳を握り締めている。

｢ち、違うのよ涼介!!わたし達はただ柴崎さんとお話してただけで…!!｣

｢なんで…相良くんが…｣

驚いてる私に相良くんは

｢凛ちゃんの友達が助けてって言ってきたからなんだろうって思ってきてみたんだよ。まぁそれは置いといて荒川たちに何言われたの？｣

｢…｣

黙って荒川さんなちのほうを見ると少し涙目で震えていた。

｢…べつになにもないよ、お話してただけだよ、ね？美香ちゃん？｣

作り笑顔がバレないように必死の笑みを作る。