あっぷるすとーりー。

いつものように私は昼休みになると友達を連れて食堂へ行く。

食堂へ着くとまず行くところは購買。

｢ふぅ…! おばちゃん!!｣

人が集中する昼休み、人の波に流されないようにお金を握り締め人の間をスルスルと抜け購買のおばちゃんに話しかける。

｢あら凛ちゃん! りんごジュースでいいかぃ？｣

にっこりと微笑んでくれる購買のおばちゃんとは入学当初から通っている私のことを覚えてくれていて何も言わずともりんごジュースを出してくれる。

｢うん!! ありがとう!!｣

こちらも精一杯の笑顔で返事をする。

あとは人の波に身を任せてジュースのパックが潰れないよう手で多いながら人混みからでる。

｢ふぅ…やっぱり疲れる…｣

｢いつもいつもりんごジュース。飽きないの？｣

｢飽きないよー美味しいもーん｣

付き添いってくれた友達と会話をしながら食堂を出ようとしたとき

｢ねぇ!!｣