私が泣いてるのは君のせい
「いいの…。多分、海斗の心の中

にはもう私なんて居ないんだよ」

うつむいたまま由美と悠人に言った。

「でも、このままじゃ咲希が可愛そすぎる!」

「そうだよ!俺が言ってやろうか?」

2人が私に気を使ってくれる

うっ…やっぱりほんとにいい

友達と幼なじみだ。

改めてそう思った。

.

.
:
*
:
.


.
そして次の日
「ねぇ…。海斗…?聞いて、」

朝海斗が教室に入ろうとした時呼び止めた。

「んだよ」
そうやって無愛想に返事する

「どうして他の子とあんなに
仲良くするの?海斗の心の中にはもう私は居ないの?」

「……。」

海斗は黙ったまま。

「そ、それとも、元々,私なんてっ…」

だめだ、これ以上言ったら涙が出ちゃう。

< 2 / 31 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop