真夏の夜のツンデレラ〜今夜は私を愛して〜


綺麗。そんな言葉は聞き飽きていたはずだった。

お飾りの言葉にすぎなかっなはずだった…


だけど、亜星の声を思い出すたびに

熱くなる耳。

高鳴る鼓動の止め方さえ分からなくて

体に残った跡を、指先で優しくなぞってみた。



「あたし…やっぱりどうかしてる」


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