真夏の夜のツンデレラ〜今夜は私を愛して〜
君のこと知りたいよ
「先輩、最近変です」
「今なんて言った?変わり者のあんたに変なんて言われたくないわよ」
「すいません…」
ちょこが私を変。つまり、おかしいと言うのも分かる気がする。
最近の私は私でさえおかしいて思うくらい
いつも
亜星の事を考えている。
夜を共にしてから2日。
亜星の店の前を通るたびに体が意識する。
彼があそこにいると思うだけで
加速する鼓動を止めることができなくて
逃げるような走ってマンションにはいる。
彼は既婚者。
亜星もきっと、あの夜は雰囲気に流されただけに違いない。
そう頭で理解しながら
雰囲気に流されただけという事実に納得がいかない。
でも、そんな風に考える自分が嫌だ。
だって…
来れじゃあ、まるで…
私…
恋をしてるみたいじゃない。