真夏の夜のツンデレラ〜今夜は私を愛して〜

「それで?ダイエット中なのにも関わらず、いつもの買うんですか?」


「…悪い?」

「いいえ。でも、今丁度追加で生クリームをホイップしてたんですよ。

うちの生クリームは少し周りとちがうんです。

舐めてみる?」


他のと違う?

それはちょっとそそられるけど…

他との違いなんて気づいたこともなかった。


「それは是非、舐めてみたいわ…」

「言うと思った。」そう言って彼はボウルからスプーン一匙分の生クリームをすくう。


スプーンを受け取ろうとした私に「舌、だして」と囁いて

言われた通りに舌をだすと

自分がペロリと生クリームを舐めてしまった。


えっ?

意地悪すぎない。

出した舌を引っ込めるタイミングが見当たらない私に

手招きをする。


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