真夏の夜のツンデレラ〜今夜は私を愛して〜
その今度がいつなのか…
ねえ、知りたいよ?
年下のくせに。
私を焦らそうとするなんて
生意気だよね…?
その、今度は私が決めてもいいのかしら…?
探るように瞳を見ると、重なる視線。
時折、ウサギのように怯えて見せるよな震える眼差し。
かと思えば、狼のように食らいついてくるくせに。
君は一体、どっちが本性なの?
もっと
もっと君のことが知りたいって
心が騒ぎ立てる。
重なる視線に
君の心が読めなくて探るように、私から口付けた。
君は何も言わず、抵抗することなく、私を受け入れてくれる。
ねえ、もっと君のことを教えてよ…?