真夏の夜のツンデレラ〜今夜は私を愛して〜
話しのネタの尽き無い光太は場の雰囲気に合わせた会話を巧みに選んで話しができるから
すぐに周囲と打ち解けて、可愛がられる。
高校時代は髪も少し長めの金髪で、ちょっと軽い男なイメージだった彼も、社会人になれば、短髪の黒髪がよく似合う爽やかな人に変わっていた。
それがきっかけで、仲良くなた私達が距離を縮めるのに時間もかからず、気づけば私の隣に光太がいる。
それはすごく自然なことで、告白をされたのは再開してから1ヶ月もたたない頃だった。
私を見る優しい瞳が
私を大切に扱うあの優しい手が
大好きだった。
だからなのかな。
他の男も、友達さえ、いなくても光太さえいればそれでいいとさえ思った。
私はすぐに、彼に夢中になった。
けど、付き合いはじめたのと同じくらいの時期に「あいつ、奥さんいるんじゃなかったかな?」