真夏の夜のツンデレラ〜今夜は私を愛して〜


募る想いに歯止めをかけるように

いつも、どこかに光太の影を見ている。


終わったはずの恋を

引きずっているのは私だけ…。


亜星は強い。

大切な人を失って

それを乗り越える力をもっていた。


私は…強がってるだけだったのかもしれない。


綺麗事を並べて

強く見せて

自分を守っていただけなのかもしれない。


今此処から

一歩踏み出すために必要なことは…

ねえ

もう、分かっているのかもしれない。





隣で眠る亜星に口付ける。

私は



変われるかな…?


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