片想い ー短編集ー




…わかってたはずじゃないか。


あの人から彼氏がいることを聞かされたのに。



それでも、淡い期待を抱いている自分がいたんだ。




ほんと、自分はなんて馬鹿なんだろう。




熱いものが込み上げてきて、
頬を伝い制服を濡らす。


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