ワンコorオオカミですか!?
「お、お早う。狼くん」
「おはようございます、美冬」
珍しく俺より早く起きた美冬は、開け放たれた寝室のドアからおずおずと顔を出す。
美冬が声をかけやすいように、あわよくばベッドに潜り込んでも良いようにと思ってたんだが、声をかけるだけだった。
それでも昨日の夜、キスをしたことと手を繋いで俺の部屋に帰ってきた事で、恥ずかしくて落ち着かない様子だった。
はっきり言わせて貰う。
可愛すぎる。
今すぐ抱きしめてやりたい。
けれど何もかも初めての美冬に、それはまだきっと早急すぎる。
「美冬って!?」
名前を呼ばれ飛び上がりそうなほど驚いて真っ赤になり目をくらくらしている現状を見れば、いきなりは無理だ。
別に恋人になるまでこんなに時間がかかったんだから、急いで失敗をするつもりはないけど。
「先輩が良いなら先輩って呼びますよ」
つい意地悪を言ってしまう。
美冬は真っ赤で半べそになりながら声を絞り出す。
「あ、良いです。名前で」
そんな初々しい姿が堪らない。
「おはようございます、美冬」
珍しく俺より早く起きた美冬は、開け放たれた寝室のドアからおずおずと顔を出す。
美冬が声をかけやすいように、あわよくばベッドに潜り込んでも良いようにと思ってたんだが、声をかけるだけだった。
それでも昨日の夜、キスをしたことと手を繋いで俺の部屋に帰ってきた事で、恥ずかしくて落ち着かない様子だった。
はっきり言わせて貰う。
可愛すぎる。
今すぐ抱きしめてやりたい。
けれど何もかも初めての美冬に、それはまだきっと早急すぎる。
「美冬って!?」
名前を呼ばれ飛び上がりそうなほど驚いて真っ赤になり目をくらくらしている現状を見れば、いきなりは無理だ。
別に恋人になるまでこんなに時間がかかったんだから、急いで失敗をするつもりはないけど。
「先輩が良いなら先輩って呼びますよ」
つい意地悪を言ってしまう。
美冬は真っ赤で半べそになりながら声を絞り出す。
「あ、良いです。名前で」
そんな初々しい姿が堪らない。