ワンコorオオカミですか!?
二、冷たい王子様はオオカミ?
朝起きると、食べ散らかしたケーキは冷蔵庫に移され、私の無駄に高価な眼鏡は机の上にきちんと置かれ、私にはタオルケットがかけられていた。
「おはよう、サンタ」
ぐっすりと眠るサンタには、昨日のケーキの箱にタオルが敷いてある簡易ベットの中だった。
狼君はシャワーがするお風呂場だと思うと、まだそんなにギリギリな時間では無いようだった。
することがない私は立ち上がって歩いてお風呂場を通過する。
玄関とお風呂までの間に、一室使っていない部屋がある。
あそこが私の部屋になるのかなー、なんて視察。
中を覗くとパソコンやら本棚やら段ボールやら。私の数少ない荷物が簡単に入ってしまうそうだった。
「そ。頼んでもいい?」
「!?」
シャワーを終えた狼君が、タオルで髪を洗いながら誰かと連絡をしていた。
こんな朝早くから?
「サンキュ。鍵は管理人に渡すから、帰りは管理人に渡しておいて。ああ、俺が後はーー」
「ひっ」
思わず、眼鏡が擦り落ちてしまった。
「おはよう、サンタ」
ぐっすりと眠るサンタには、昨日のケーキの箱にタオルが敷いてある簡易ベットの中だった。
狼君はシャワーがするお風呂場だと思うと、まだそんなにギリギリな時間では無いようだった。
することがない私は立ち上がって歩いてお風呂場を通過する。
玄関とお風呂までの間に、一室使っていない部屋がある。
あそこが私の部屋になるのかなー、なんて視察。
中を覗くとパソコンやら本棚やら段ボールやら。私の数少ない荷物が簡単に入ってしまうそうだった。
「そ。頼んでもいい?」
「!?」
シャワーを終えた狼君が、タオルで髪を洗いながら誰かと連絡をしていた。
こんな朝早くから?
「サンキュ。鍵は管理人に渡すから、帰りは管理人に渡しておいて。ああ、俺が後はーー」
「ひっ」
思わず、眼鏡が擦り落ちてしまった。