どこかにトモダチ転がってませんか?
息が詰まりそうな生活は、もうイヤです。
コドモでいられなくなるのは、もっとイヤです。

私はピーターパンのように、いつまでもコドモでいたい。
本当の私を、お母さんに理解してほしい……。


…家を出てきたことを少しも後悔しなかったのは、お母さんの言葉の毒から、逃げ出すことができたからなんだ…と、今更のように気づきました。

そう思いながら、いつの間にか眠り込んでいました。

カチカチ…と時計は鳴り続けます。
私の夢の中でも、同じ音が、ずっと、ずっと、鳴り続けていました…。
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