どこかにトモダチ転がってませんか?
「ショータが失礼なことをしてごめんよ…」

優しい瞳をしてるタコさんを見て(やっぱりこの人はいい人だな…)と思いました。
今まで会った人の中でも、きっとピカイチに違いないと考えました。


ううん…と頭を横に振りました。
悪いのは、キツネさんでもタコさんでもない。
悪いのは…言葉の意味がわからない…自分の方なんです。

「…ののかちゃん…」

タコさんの優しい呼びかけに顔を上げました。
毛のない頭をしたタコさんは、おでこのシワを深くして、私には問いかけました。

「ワシらの仕事を見てから行くかい?面白いかどうかは別として、どんな仕事かは分かるぞ?」

「えっ⁉︎ 」…とイヤそうな声を出したキツネさんの頭をもう一度叩き、タコさんは「どうかね?」と言いました。
私はこの先、どこへ行こうとかも考えてなかったので…

「はい…そうします…」

…と答えました。


……そうして、3人で、あの空き地へ向かったんですーーーーー
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