優しい時刻
このお礼は必ずするから!
と言葉を残して日樹は友達の家へ。

しばらくは知り合いのところを放浪するみたい。



結局バイトは休んでしまったけど、久しぶりに話せたから楽しかったかな…




でも、本当にお礼して貰わないと…化けて出てやる!

食べ物の恨みは怖いんだからッ






なんて思いながら、

買い物袋を手に、青々としげる銀杏の木が並ぶ坂道を歩いていた。


夕方だったから、
私と同じ買い物袋を持ったお母さん・帰りを急ぐ会社員の人、遊んだ帰りかな?6歳位の男の子が私を追い越していった。


なんでもない、ゆっくり流れる今の時間が少し好きだったりするのよね。
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