歪~ibitu~


「へぇ~、○○県から来たんだ!いいな~!」


同じ学校の同じクラスになる予定らしい彼女は無邪気に笑った。


「こっちのが、いいぜ!海綺麗だし!」


「それでも、私は島から出たことないから羨ましいなぁ。」



あっという間に打ち解けた彼女はいきなり立ち上がった。


呆気にとられた俺をよそにマシンガントークをふっかけてくる。


「ねぇ、律くん!明日迎えにいくから、島を案内してあげる!学校までの道もまだわかんないでしょ?」


まだOKしてもいないのに、彼女はやる気満々のようだ。


少々苦笑いしながらも、それを引き受けた。
正直、まだ道わかんないし好都合だ。
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