depend

バレンタイン

手作りで生チョコを作った

あたしは料理は苦手で、
だけど一生懸命作った。

翔太に渡しに、翔太の家に向かった。

ピンポーン
玄関のチャイムを鳴らす。


いつもならすぐに出てくる翔太が出てこない。

ピンポーン

もう一度鳴らす。

誰も出てこない。

でも翔太の良く、聴いている洋楽が
ガンガン響いてる

寝てる?

ケータイを取り出し電話をかける。

「もしもーし♡」

すぐに電話にでて、
機嫌がよさそう。

「酔っ払ってんの?笑
あがっていー?」

あたしは早く、渡したくてウズウズしてた

「いーよーぉ♡待ってる♡」

様子がおかしかったのは
わかったけど、
可愛い翔太は、たまに電話で
感じることはあったから
そんなときは大抵機嫌がよかったから
あたしは電話を切ったあと
自然に笑顔になり、
家に上がる。


早く渡して、
早く、食べて欲しくて
早く大好きな気持ちを伝えたかった。
< 19 / 47 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop