depend
階段をかけのぼる。
あがってすぐ、右側が翔太の部屋
洋楽がうるさく響いてる
「しょーたー!!」
ドアをあける
タバコでくもった部屋。
なにか嫌なにおい。
目に入ったのは、
翔太だけじゃなかった。
あたしの知らない、男3人に
あたしの知らない、女が3人いた。
男によりかかるおんな
男の上に座っているおんな
翔太の横に座り、
たばこを吸いながら
あたしに手を降るおんな。
どんな状況か頭が回らなかった。
いい状況じゃないことだけはわかった。
心臓の音が、
あんなにうるさかった洋楽すら
聞こえないくらい、
うるさかった。