depend
着いた海は、真っ暗で怖くて
波も高くて穏やかではなかった。
海に着いたら
心が落ち着くと思っていた。
誰もいない真っ暗な海は、
あたしに死にたいとゆう感情を目覚めさせた
心の支えとか、
そんな大きな意味なんて知らなかったけど
あたしの知っている中のすべてを失った。
そんな気がした。
人間の闇の部分。
知りたくなかったこと、
みんなが持ってる、
小さくても大きくても
知りたくなかったものを
初めて見た日だった。
キラキラ眩しくて
毎日、笑ってて、
アイし、アイされている
楽しいだけの日々が
15才のバレンタインに
終わった。
ただの表面しか見えていなかったんだ。