depend
14才
出会いは、中学入学式。
短めのスカートはいて、
少し色を抜いた肩より少し伸ばした髪。
アイロンを使ってストレート
入学式だから化粧はそこまでしなかった。
「まいー!ねぇ帰りにバスケ部見に行こ」
内容も何も覚えてない、式が終わって
ぱっとしないクラスでの話も終わり、
帰る支度をしてたら
小学校からの友達のりなに声をかけられた。
「あたし、身長伸びないしもうバスケはしないよ。」
ミニバスからあたしは
バスケの才能がないことは
自分自身がわかっていた。
身長も145しかなくって、
シュートの、パスももらえない。
そんな惨めな思いを、
新しい生活でしたくなかった。
「お願い、こわい先輩とかいたらどうすんの?一人でいかせないで笑」
「じゃあついてくだけだよ」
ついていって、ほんとによかった。
あなたのあんな輝いている姿は、
きっとあの日じゃなかったら
見れなかったから。
翔太。
あんなに、きらきらしていたんだよ