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菜々美とまさひこと
ゆーやと過ごす中で、
菜々美の気持ちに気づく。
あたしは最初てっきり、
菜々美はまさひこを
好きなんだと思っていた。
だけど、やけに
不自然に絡むのはゆーやだった。
まさひこには自然に、
「お前は喋ったらイケメン台なし。」
なんて絡むのに、
ゆーやには
「ふーん。」
「そーなん。」
とそっけなかった。
素直じゃない菜々美
もしかしたら、好きな人は
まさひこじゃなくて
ゆーやなのかもしれない
そう思うようになっていった。
あたしはまさひことゆーや
態度変わることなく、
後輩、弟みたいな感じで接していた
ひとりっこのあたしに
いっぺんに妹と弟ができた。
楽しい毎日だった。
恋愛も会えれば、
それで我慢した。
恋愛のさみしさは、
子どもたちとも
家族だけで過ごせる時間があって、
菜々美たちと子どもたちと
みんなで遊べて
それで埋めることができていた。