タイムトラベラー・キス
「耳の次は……首かな」
竜見くんの唇は、左耳から左首筋へと移っていく。
首筋に唇を這わせ、私の様子を見て、感じる部分をピンポイントで責めてくる。
「へぇ……雫ちゃんって真面目そうに見えて、感度がいいんだね。耳や首を舐められて、気持ちいいの?」
「き、気持ちいいっていうか……くすぐったいだけ……」
「それを大人は”気持ちいい”って言うんだよ?……もしかして、もう濡れてるかもよ?」
キスに始まり、耳や首を責められ、言葉でまで責められて、どうしようもなく体が疼く。
竜見くんがこんなにSでいやらしい人なんて思ってもいなかった。
「……濡れているか、確かめてあげようか?」
「そ、それはダメっ」
竜見くんの手がスカートの中に入ろうとしていたのを慌てて止めた。
もし、それ以上のことをされたら、私の理性も飛んでしまうかもしれない。