タイムトラベラー・キス
夏祭り。
季節は梅雨に入り、私がタイムトラベルを終える日も刻一刻と近づいている。
毎日雨の中通学するのはめんどくさいけど、仕事よりはずっとましだった。
誰かの家に咲いている紫陽花は雨にぬれると一際キレイに見える。
竜見くんと別れ、後ろめたいことが何もなくなった私と野々村くんは、ゆっくりと二人の距離を縮めようとしている。
時々屋上で一緒にお昼ご飯を食べ、家にいるときはスマホで連絡を取り合ったりしている。
最近は雨で屋上にも行けなくてちょっと寂しい。
彼とゆっくり恋人になる過程はとても楽しいけれど、ゆっくりすぎてしまうと7月7日にキスをすることが出来ない。
どうにかして、7月7日にキスをして、未来へと戻らなければならない。
その相手はもう野々村くんしか考えられないし、どうにかしてもっと距離を縮めて、デートの約束をとりつけないといけないのだ。
毎日雨の中通学するのはめんどくさいけど、仕事よりはずっとましだった。
誰かの家に咲いている紫陽花は雨にぬれると一際キレイに見える。
竜見くんと別れ、後ろめたいことが何もなくなった私と野々村くんは、ゆっくりと二人の距離を縮めようとしている。
時々屋上で一緒にお昼ご飯を食べ、家にいるときはスマホで連絡を取り合ったりしている。
最近は雨で屋上にも行けなくてちょっと寂しい。
彼とゆっくり恋人になる過程はとても楽しいけれど、ゆっくりすぎてしまうと7月7日にキスをすることが出来ない。
どうにかして、7月7日にキスをして、未来へと戻らなければならない。
その相手はもう野々村くんしか考えられないし、どうにかしてもっと距離を縮めて、デートの約束をとりつけないといけないのだ。