タイムトラベラー・キス
私は一度深く頷いて、はっきり「約束する」と言った。
確かに逆の立場だったらそうしてほしいよね。
今回のことは100パーセント私が悪くて、反省することしかできない。
「……分かった。俺はお前の言葉を信じるから。本当に何でも話し合える関係になろうな」
「うん。もう絶対に隠し事しないし、何でも相談するね」
「おう。まぁ、不安にさせたのは俺のせいでもあるし、今回のことはもういいよ。……ただし、今日は……」
野々村くんは一旦立ち上がり、私の隣に移動してまた座る。
「俺がいいって言うまで、寝かさないから」