タイムトラベラー・キス
私はとりあえず、冷蔵庫の中に入っていた冷凍食品を温めて食べ、使い慣れない風呂場でシャワーを浴びて、パジャマに着替えた。
このパジャマが私のものかどうかもよくわからないけれど、女物の服は私のものだろう。
寝室に入り、セミダブルのベッドに思いっきりダイビングする。
「誰の匂いかわからないけど、いいにおい……」
無意識に口走った言葉にハッとする。
一瞬にして顔が真っ赤になるのを感じる。
「違う、この匂いはその、私の匂いよ!大人になった私の匂いなんだから……」
自分に自分を言い聞かせて、心を落ち着かせる。
目を閉じて、今日起こった出来事を思い出してみる。
竜見くんと一緒に歩いて、ごはん食べて、映画見て……
ファーストキスだって竜見くんだったのに……
10年後の未来に来て、彼とはいつか別れるという現実を目の当たりにした。
さすがにまだ高校生だし結婚まで考えてはいなかったけど、やっぱりショックだよ。
なんで、彼とは別れちゃったのだろう。
このパジャマが私のものかどうかもよくわからないけれど、女物の服は私のものだろう。
寝室に入り、セミダブルのベッドに思いっきりダイビングする。
「誰の匂いかわからないけど、いいにおい……」
無意識に口走った言葉にハッとする。
一瞬にして顔が真っ赤になるのを感じる。
「違う、この匂いはその、私の匂いよ!大人になった私の匂いなんだから……」
自分に自分を言い聞かせて、心を落ち着かせる。
目を閉じて、今日起こった出来事を思い出してみる。
竜見くんと一緒に歩いて、ごはん食べて、映画見て……
ファーストキスだって竜見くんだったのに……
10年後の未来に来て、彼とはいつか別れるという現実を目の当たりにした。
さすがにまだ高校生だし結婚まで考えてはいなかったけど、やっぱりショックだよ。
なんで、彼とは別れちゃったのだろう。