タイムトラベラー・キス
そして……その手はとうとう、一番恥ずかしい部分に到着する。
「そ、そこはダメだよっ」
「なんで?」
下着の上を撫でるように触り、その指を全く止めようとはしない。
一番敏感な部分を探して、そこに重点的に触れる。
「今日、いつもよりすっげぇ濡れてる」
下着の中に手を入れられ、滑らかに動くその指を感じて、言葉の意味を身体で感じていく。
17年間感じたことのない快感が、頭からつま先まで貫いていく。
気を抜いたら声が出てしまいそうで、必死にこらえる。
こんな声、隣の人に聞こえたら困る……。
「何我慢してんの」
優しく触れるキスとは裏腹に、手の動きはどんどん激しくなっていく。
「だって……んっ……」
「お前の声、いつも見たいに聞かせてよ」