タイムトラベラー・キス
見ないでって言ってるのに全部見て。
一番恥ずかしい部分を、一番ゆっくり時間をかけて責めあげる。

手で、舌先で、私のすべてを愛撫し尽くす。


何度も何度も気を失いそうになる。


そして……


「入れていい」


”いいよ”とも、”ダメ”とも言えず、私はただ素直に野々村のすべてを受け入れた。



……初めて、なのに。痛くない。
身体は処女じゃないから……きっと、何度も何度もこんな風に、野々村に抱かれてきたんだ。



「今日、特別……お前ん中、気持ちいい」


「のの……むらくんっ……」


「……雪って、呼んで」



「ゆき……ゆきっ」
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