タイムトラベラー・キス
私のファーストキスの相手……
そういえば未来の竜見くんはどんな大人になっているのだろうか。
「……竜見くんと野々村くんって、未来でも親友同士なのかな?」
「さあ?詳しくは知らない。やっぱり、竜見晃が気になる?」
「そりゃあ……今の私の彼氏は、竜見くんだから……」
竜見くんのことを考えると、罪悪感で胸がチクチクする。
17歳の私の彼氏は、確かに竜見くんで、野々村ではないのに。
竜見くんの名前を口にすることが、悪い事のように感じてしまう。
「だったら来月の同窓会に出席したら会えるんじゃない?」
「……同窓会?」
「その反応だと、手紙には書いてなかったみたいだね。今度、高校一年のクラス会があるんよ。確か雫と竜見、そして野々村は同じクラスだったよね?」
「うん」
高校一年の時のクラスは、当然私の記憶にも残っている。
そのメンバーでの集まりだったら言っても問題はなさそうだ。
そういえば未来の竜見くんはどんな大人になっているのだろうか。
「……竜見くんと野々村くんって、未来でも親友同士なのかな?」
「さあ?詳しくは知らない。やっぱり、竜見晃が気になる?」
「そりゃあ……今の私の彼氏は、竜見くんだから……」
竜見くんのことを考えると、罪悪感で胸がチクチクする。
17歳の私の彼氏は、確かに竜見くんで、野々村ではないのに。
竜見くんの名前を口にすることが、悪い事のように感じてしまう。
「だったら来月の同窓会に出席したら会えるんじゃない?」
「……同窓会?」
「その反応だと、手紙には書いてなかったみたいだね。今度、高校一年のクラス会があるんよ。確か雫と竜見、そして野々村は同じクラスだったよね?」
「うん」
高校一年の時のクラスは、当然私の記憶にも残っている。
そのメンバーでの集まりだったら言っても問題はなさそうだ。